三軒茶屋トリロジー
第一部 30歳過ぎたアイドルについて
浜中文一というジャニーズ事務所所属の俳優の活動を、ここ2、3年追っている。彼はグループデビューをしていないがJr.は卒業しているという不思議なポジションにいる。
ジャニーズ以外の舞台への出演が多く、作品もバリエーションに富んでいるので、なかなか普段見ないような作品を見るきっかけになり面白い。明治座で老人会みたいな客層の時代物、とか、青山の小劇場で若手イケメン俳優ばかりの芝居、とか、と思ったら帝劇のジャニーズの歴史ある舞台とか、初主演作品は歌舞伎町のライブハウスでR-15ミュージカルといった具合である。
今度は犬神家の一族でスケキヨを演じるという。
…どうです?気になりますよね浜中文一。詳しい情報などはぜひ検索してみてください。
で、その文ちゃん(愛称)が出る舞台を観に、世田谷パブリックシアターに行ったのだ。
舞台の内容は難しすぎて理解しきれない部分があったのでここでは割愛。
第二部 鳥の巣に世界の広さを知る
この会場には1回だけ来たことがあったが、あまり調べず行ったので、駅前の小さくて混んでるドトールに入ったことしか覚えてなかった。しかし今回三軒茶屋楽しいかもしれないと思った具合ので、その思い出を記す。
世田パブの入口の向かいにある生活工房ギャラリーで鳥の巣の展示をやっていたので、特に鳥に関心はなかったけど、涼みがてら鑑賞してみた。
この展示が予想外に心に響いてしまったのでこの記事を書いているわけなんですが、ほんとすごい。鳥、マジですごい。日本で生活してて見かけるのってツバメの巣くらいだろうけど外国から採集してきた鳥の巣、形や素材も大きさもさまざまで、機能もいろいろ。葉っぱの裏に作られるものや、羊毛で作られたもの、蓋がついてるものなんかもある。マニュアルもないのに鳥は自然に作れるようになるんだ。鳥、すごいな!!
昔は美術館が好きだったけど、最近は博物館も好きだ。3大幼い頃まったく興味なかったけど最近やたらと面白く感じるもの「異国文化」「日本史」「生物の生態」。
毎日現代人として生活していると視野が狭くなり鬱屈しがちだが、上記3点のようなことに触れて新しい発見があると、日々の悩みがちっぽけに感じるし、視野がウワッと広くなった気になる。この鳥の巣展もその「ウワッと」感があった。
鳥、すごい!という気持ちが抜けず、同じ建物内の雑貨屋さんで鳥のピアスを購入してしまった。メキシコで作られたものらしくシルバーでできてて、なかなか気に入っている。
帰り道、鳥が群れをなして飛んでる様子を見ても、ああ、鳥、なんかすごい、自力で飛べるなんてすごい、とか思ってしまった。鳥リスペクト。
第三部 哀愁の三軒茶屋
ランチをするため三軒茶屋駅前を下調べしてあったのだが、行こうとしていた小栗◯オススメのタイ料理屋さんがめちゃくちゃ複雑なところにあり、迷路に迷い込んでしまったかと思った。三軒茶屋の三角地帯というらしい。ディープな匂いがぷんぷんする!時間があれば(あと涼しい時期なら…)もっと散策したかったな。
小栗◯オススメのタイ料理屋は満員だったので、古民家を改修したようなカフェに入った。冷房の効きが弱いです、というような貼り紙が入口にあったせいか、空いてた。
日替りランチの鶏肉麻婆を頼んだのだが、麻婆豆腐の挽肉が鶏なのかと予想してたら、豆腐的存在として鶏肉がゴロゴロ入ってた。うれしい。おいしい。
飲物つきで1000円未満はお得に感じる。有楽町だったら1400円は取られてるね。
鳥の巣の展示をやっていた世田谷生活工房では、何年か前に三角地帯についてのイベントもあったみたい。面白そうだな。
駅から三角地帯を目指す途中にあったこれまたディープな雰囲気のアーケード通りでは、謎の雑貨屋の中で異国の女の人が物憂げにバンドネオン(多分)を弾いていて、異世界に迷い込んだ感じがあってとてもよかった。バンドネオン習いたいとちょっと思った。でもめちゃくちゃ難しいらしいよバンドネオン。
世田谷線にも乗ってみたいし、また来たいなー。